【アイビー・リー・メソッド】天才が編み出した超効率化テクニック
皆さんこんにちは、ゆうたむです。
「やるべき作業が多くて頭がいっぱいになったり、作業がうまくいかなくてなかなか進まない…」
そんなことはありませんか?
そんなあなたに、
今回は『アイビー・リー・メソッド』という作業の効率化を図るテクニックをご紹介します。
実践して得た経験、具体例を交えてわかりやすく解説していきます!
目次
アイビー・リー・メソッドって?
アイビー・リー・メソッドとは、20世紀前半にアイビー・リーが考案したものです。
- 結果としアイビー・リーが提示した方法で会社は大儲け
アメリカ最大の鉄鋼会社、ベツへレム・スチール・コーポレーション。当時はあまり景気が良くなかったため、「なんとかして景気を上げてほしい」と懇願した社長がコンサルタントに相談。当時コンサルタントであったアイビー・リーがその方法を提示した。
その結果、会社は成果を飛躍的に上げ、社長はアイビー・リーに2.5万ドルの小切手を支払ったそうです。(現在に換算すると、約5000万円の価値)
普通のコンサルタントじゃあり得ないくらいの額ですね。それくらい、成果を生み出す価値のあるメソッドと言えるでしょう。
具体的なやり方とコツは?
具体的なやり方
- 夜、紙に「明日やるべきこと」を6つメモする
- その6つの項目を重要だと思う順に番号を振ります
- 翌日、メモの順番に沿って仕事(勉強)を進めましょう
- 全部できなかった場合は、悔やむことなく忘れましょう
- その日の夜も、明日のための6項目を新しくメモします
- 1~6を毎日行ないます
「今行っているものが終わるまで他のことには手をつけない」というのが鉄則
また、全部できなくても全然OKで
むしろやるべき重要タスクが1つでもできたなら喜ぶべきだと述べています。
うまくいくコツは?
- 細かい作業はできるだけ一つにまとめ、1タスクが一時間で終わるくらいが目安
例)メール処理、雑務などを一つにくくる
- 重要なタスクが時間がかかる場合、それを小分けにする
例)本を読むなら、前半・後半に分けて読む
- あまりルールに執着しすぎないことも大切
- タスクが終わったら、斜線を入れてゲーム感覚で進める
- できるだけ具体的に書く。
例)数学をやる→何ページ?何分くらいで?何問?
僕も実際にアイビー・リー・メソッドをやってみましたが、そこで経験したことを話します。
まず、ルールに執着しすぎないこと。
僕は「1つのタスクが終わるまで他のことに手をつけない」というルールを死守していました。でもそれがあまりにも多かったので、途中で脳が飽きてきていつもなら2時間あれば終わる量を4時間以上かかってしまったんですね。
いつもなら数学→現代文→英語…といった感じで脳が飽きないように工夫しているのですが、今回はそれができませんでした。
そこでルールは守るのが基本だが、執着しすぎてもいけないことや時間のかかる重要タスクは細分化することを学びました。
人間の脳は何時間も集中して同じことをやると飽きるようできているので、一時間くらいが飽きるまでの目安ということです。
そして、タスクが終わると斜線を入れてゲーム感覚で進めていくことで達成感が生まれてモチベーションの維持にもつながります。
具体的に書くこと
皆さんは車のナビケーションやナビアプリを使ったことがありますか?今では使うのが普通ですよね、使わないとあちこちにいけないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
例えば、東京に行きたいと思ってそのまま「東京」と入力しても、確かに連れて行ってはくれるんだけれど自分の行きたいところとは限りませんよね?
自分の行きたいところへ辿り着くためには、何区なのか、何丁目なのか、番地はどこなのかを具体的に入力する必要があるでしょう。
目的地に辿り着くためには、このようにもっと具体化をすることでより自分の目指す方へ鮮明に、確実に辿り着けるようになります。
だから、アイビー・リー・メソッドに限らず、目標を設定するときはより具体化することがとても重要です。
アイビー・リー・メソッドが効率の良い理由
大きく分けると以下の二つです。
1,無駄なことをしなくて済む
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱した「80:20の法則 」というものをご存知ですか?
これは無意識のうちに私たち人間はほとんど無駄な行動をしているという事実を示すものです。
例えば1日に人間が何かを行う回数が100回だとしたら、そのうちの20個しか本当に重要なことはないということ。
つまり残りの80個は無駄なことをしているんですね…
ところで、この無駄な行動を減らせるとしたらどれ程のアドヴァンテージが取れると思いますか?
もしくはやるべきことを早く終わらせることによってどれ程心に余裕が生まれると思いますか?
双方の効力は日常生活に有益を与えざるを得ません。それを解決するのがアイビー・リー・メソッドというわけです。
2,決断の回数を減らせる
私たちは1日のうちにたくさん決断をしていますが、決断に至るまでの過程で脳が疲労することが脳科学によって明らかになっています。
コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授は、著書『選択の科学』のなかで
『あるスーパーの試食コーナーで、24種類のジャムを揃えた週末と、6種類のジャムを揃えた週末の売り上げを比較した。
すると、ジャムの種類が多い週末のほうが、多くのお客さんが立ち寄ったものの、最終的にジャムを購入したお客さんの数は、種類が少なかった週末のほうが10倍ほど多かった。』
と述べられています。
この結果は、選択の回数が少ないほど結果として決断力が高まったという結果です。
だから、アイビー・リー・メソッドでも日常に多く潜む選択の中から6つのタスクという的に絞って、極力脳の疲労を抑えているんですね。
ちなみにapple社の開設者、スティーブ・ジョブズが毎日同じ服を切る理由も全くこれと同じです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私達が知らず知らずのうちに効率を下げるようなことを日常的にしているなんて、驚きでしたよね。
でも、今日この記事を読んでくださった皆さんにはこの問題を意識的に対処することができるはずです。
同じようなスキルを持つ人でも、一時間に10枚レポートを書く人と5枚しか書けない人とでは全くスキルが違うように見えますよね。
だから私は作業効率はとても重要なものと考えていて、日々の成果を何倍にも伸ばしてくれる道具なのです。
やり方もすごくシンプルで紙とペンさえあれば実践できるので、ぜひアイビー・リー・メソッドを活用してより効率化された日常を過ごしてみて下さいね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。